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岡田茂吉

創立者 岡田茂吉のいけばな

創立者は、美の普遍化に好適である花に着目し、「人心を美によって向上させることが緊要である」として、1949年に論文「花による天国化運動」を発表しました。1953年、自然尊重、自然順応の哲学に基づくいけばなのあり方について言及し、自らのいけばな作品を写真に撮り、将来本を出版して、広く社会に「革命的に知らせていく」という構想を示しました。
さらにその年の年6月15日、人類の理想とする芸術世界のひな型・神仙郷を完成させ、8月5日には、論文「植物は生きている」を発表。「大自然はいかなるものにも魂があることを信じて扱えば間違いない」「いつも活ける場合まず狙いをつけておいて、スッと切ってスッと挿すと実にいい」と、大自然の力を見据えた自然観に基づく花の活け方を示しました。MOA山月光輪花は、そうした創立者の構想、論文、いけばな作品を基として開設されました。

箱根美術館・神仙郷について

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