6年生 長田 善介
小さい頃に発表会でうまくいかなかったことをきっかけに人前で話すことが苦手になり、そういう場をさけてきました。しかし、小学校生活最後の年、そんな自分を変えたくて児童会役員に立候補しました。大勢の人の前でのスピーチや司会を経験してきました。最初は怖かったけれど、繰り返し努力することで恐怖心を克服し、今では楽しめるようになりました。そんな中、小学校入学前からずっと僕のことを見てくださっている書道の先生から、MOA美術館児童作品展の課題として「青雲大志」を提案されました。「青雲大志」とは「徳を磨いて立派な人物になろうとする心、努力を重ねて成長しようとする心」のことだと知ってぜひ書きたいと思い、言葉の意味に見合うような立派な作品を作りたいと考えました。特に難しかったのは、全体のバランスを取ることと、「青」という字です。もっといい線を出すために筆を変えたり、上手に書けないところはたくさん部分練習もしました。仕上がった時は、達成感と喜びでいっぱいでした。この作品を完成させられたのは決して僕一人の力ではなく、先生、家族、いっしょに練習に取り組む仲間たちのおかげです。感謝の思いを忘れずにこれからもいろんなことに挑戦してたくさんのことで成長していきたいです。