6年生 中野燈
春からは中学生になるので、将来のことを色々と考えるようになり、夢を持った言葉にしたいと思いました。書道でもっともっと良い字を書けるようになることも、私の大事な目標の一つです。今年は特に、三回目のMOA美術館奨励賞をねらい、全国に挑戦したいという夢もあったので、この「夢の実現」にしました。半紙に四文字を書くことはとても難しいですが、「夢」という一番書きたい文字が最初にのびのび書けるとうまく気持ちが乗っていくので、楽しく練習を重ねることができました。四文字でも小さくならずに堂々とした作品にしたいと思い、漢字の一画一画をていねいに書くことに注意しました。完成した作品を見せ、おばあちゃんや家族にほめてもらい、とても嬉かったです。私は中学生になってからも書道を続けます。このようなすばらしい賞をいただいたことを励みに、もっと難しい書体にも挑戦し、目標をもって、頑張ります。
確かな筆使いで,点画のすみずみまで気持ちがゆきわたっています。リズム感のあるのびのびとした書きぶりで,漢字と仮名をみごとに調和させています。言葉への思いが伝わってくるすばらしい作品となりました。