3年生 伊東琥子
去年「しまかぜ」を書いて、熱海のMOA美術館に行くことができました。長い長いエスカレーターを上っているとき、光のお花がさいているみたいと思いました。梅の屏風にも、藤の壺にも、お花がさいていました。その時、「花」を書きたいと思いました。呉に帰ってからすぐに、「花」がつく言葉をたくさん考えて、お手本を横段先生におねがいしました。練習した中から、どんなお花もきれいにさきますようにと、「花がさく」をえらんで、さらに練習しました。一番むずかしかった字は「花」です。「イ」と「ヒ」のすきまをきれいに空けたり、「ヒ」がきれいにまがってきれいにはねるようにくふうしました。ほかはとくいな字ばかりだから、すぐに書けると思っていたけど、先生が「一つ一つの文字の書き方が上手なだけでは、まだまだ作品にはならないのよ」と何回もお話してくださいました。本当に美しいって何だろう。四つの文字で一枚の作品になるように、文字を書く場所や大きさもいっぱい考えて、いっぱい練習して、さい後に花がさくような作品になりました。横段先生いつもありがとう。これからもがんばるね。