6年生 松永結愛
我が家の床は無垢の杉材です。そのために年に2回みつろうワックスをぬり、お父さん、お母さん、私、妹、そして5才の弟も家族みんなでほぼ1日かけて、ごしごしキュッキュッとワックスをぬりこみ、ふきとります。とても疲れる作業ですが、みんなでがんばってワックスをかけたあとの床はしっとりして、より深い色になり、この床にゴローンと寝ころぶのが家族みんな大好きです。そんな家族の一大行事である「みつろうワックスかけ」を絵にしたくて題材に選びました。今回この絵を描くことで、単色だけでなくいろいろな色をつくり、表現することをあらためて学びました。色をつくる中で一番大変だったのが木目などの色です。杉材のため木の一枚一枚、一節ずつ色を変えて木目を表現しました。途中何度かくじけそうになりましたが、完成した絵を見たら、最後までがんばって描きあげてよかったなと思いました。
床の無垢の杉材を家族でワックスがけをしている場面を描いた独創的で魅力的な作品です。手前の中腰になっている人物は、手が大きく力強く描かれ、「キュキュ」とワックスをかけている動きや音までも伝わってきそうです。