5年生 喜田彩音
夏休み、家族で必勝祈願のため、勝尾寺に行きました。勝尾寺には大きな池があり、たくさんの鯉がいました。私の弟はいつもなんでも全力で、声もリアクションも大きくお調子者です。弟がエサを持って池に近づくと、たくさんの鯉がすごい勢いで寄って来ました。エサを持っているから鯉が来ているのに、弟は自分だけが人気者になった!と思ったようで、目をかがやかせて得意げな顔で私に向かって「あや、めっちゃ来てる!」とうれしそうに言っていたのがおもしろかったのでこの作品を描こうと思いました。工夫したところは、必死に口を開けてバシャバシャとはねている鯉の勢いと、弟のうれしそうな顔を後ろから見ていた私の目線で表現したところです。苦労したところは、池の水が鯉の勢いでゆれてキラキラしていたことを、色のまぜ方や濃さ、水の量で調節したところです。一週間以上かかって下絵を完成させて、色をぬろうとした時、細かく描きすぎてどれがどのかげか、どのしわか、どの鯉の部分なのか自分でもわからなくなったけど、思いだしながら一つ一つていねいに色をぬりました。おもしろかった思い出を上手に切り取ることが出来て良かったです。