東京都八王子市の、「MOA美術館八王子児童作品展」は、全国の実行委員会でも初となる、クラウドファンディングに挑戦しています。
その願いや取り組みを、事務局長の谷本さんに伺いました。
「八王子児童作品展は、地域の皆さまや多くのボランティアの方々に支えられながら、長年にわたり子どもたちの創作活動を応援してきました。
子どもたちが一生懸命に描いた作品を多くの方々に見ていただくこと。そして、作品を認めてもらう経験が子どもたちの自信となり、未来への一歩につながることを願い、活動を続けています。
そうしてこの先も、地域に根ざした活動として、世代を超えて支え合える運営体制をつくりたい。
そこで、今回『より良い展示環境をつくる』『未来へつながる持続可能な運営体制をつくる』ために、クラウドファンディングに挑戦することになったんです。」
谷本さんは職場でクラウドファンディングに取り組んだ経験があり、その時、クラウドファンディングは、
単に資金を募るだけではなく、多くの方と繋がれるという大きな利点があることを知ったと言います。
「活動の目的をより多くの方に知っていただくことで、共感できる方と繋がり、志を共有できるんです。
今回ご支援でいただいた資金は、子どもたちの作品をより良い環境で展示するためのパーティションなど、継続活用できる展示設備などに役立てます。
また、返礼品は、地域との繋がりを大切にしたものを準備させていただきました。八王子で活動されているアーティスト、障害と向き合いながら創作活動を続けている方々のアート作品。地元で生産された農畜産物を使った加工品などです。八王子の魅力が感じられる品々を返礼品にしました。
返礼品を通して、作品を創る人、生産品を生む人、応援する人、そして子どもたちがつながっていく。地域のさまざまな人や活動がつながる機会にもしていきたいと考えています。」
「そして、もう一つの大切な目的が、この活動をより多くの方に知っていただき、これから一緒に子どもたちを応援してくださる新しい仲間と出会うことです。
子どもたちを中心に、八王子に住む方々、地元の生産者さんやアーティストの皆さん、ボランティアを担ってくださる方々がつながり、みんなで、子どもたちの自由な創作の場を、10年、20年と未来へつないでいく場を創出していきたいと考えています。
子どもたちが新しい世界にチャレンジするように、私たち実行委員会も、新しい一歩にチャレンジします。」
そう力強くお話しくださいました。